会長挨拶

会長からみなさまへ

 全国市町村水産業振興対策協議会は、1991年(平成3年)に発足して以来、水産業の振興と地域の発展を図るために活動してまいりました。
 日本は、四方を海に囲まれた広大な漁場を有しています。多様な水産物が存在し、豊富な海洋資源を利用した漁法や魚食文化が、全国各地に根付いています。
 新鮮でおいしい水産物は、海外からも絶賛される日本の食文化の中で、欠くことのできない要素になっています。
 一方で、総人口の減少とあいまって水産業従事者の高齢化や減少も進み、後継者の確保が深刻な課題になっています。
また、食生活の変化などから、水産物の消費も低下傾向にあり、魚食の普及が必要です。
 さらに、地球温暖化などによる漁獲の減少や魚種の変化も大きな問題です。
水産業をかかえるわれわれ市町村は、このような厳しい環境におかれつつも、世界に誇る日本の水産業を守り、地域の発展のため努力を続けます。

~日本の水産資源を未来に~

令和7年5月22日

全国市町村水産業振興対策協議会 会長

石黒 和彦